走り始めたきっかけ
「この機会を逃したら、今後一生走ることないかも。。。」
「第1回という新しい大会だし、いい記念になるかな。。。」
っていう気持ちがきっかけです。
というのも、たまにマラソン大会に出ている夫から、新しいマラソン大会が開催されるという話をききました。
家から車で30分程度で行ける隣の市で開催されるらしく、主人はハーフマラソンにエントリーするということでした。
一緒に出てみない?なんて誘われてないのですが、なんとなく私にもハーフマラソンなら走れるんじゃないかと思ってしまい、後日夫に話してみました。。。
私もエントリーしたよ。
えっ!一定の時間内に走れないと失格するんだよ、大丈夫?
ガーン!!
知らなかったのですが、大会の決めた時間内にゴールしなくてはならないそうで、正確には失格というよりも大会の記録には残らないということのようです。
記念になると思っていた初参加が、記録に残らないかもしれないのはショックでした。
時間がきたら、大会のために通行止めにしていた道路も車が通り始め、ゴールまで続けたい参加者は歩道をただひっそりと走ることになりそうです。
運動とは無縁の生活
中学から大学まで部活動もやってきたし、運動はできるほうだから、
久しぶりに走ってもなんとかなるはず!
根拠ない自信に満ちていた私は、エントリー前やエントリー後しばらくはハーフマラソンなら何とか走れると思っていました。
でも当時の私の生活は、こんな感じです。
・車で通勤、買いものをしているのであまり歩かない
・仕事は1日中座りっぱなし
・腰や背中が痛くなることが増えた
・週に1回1時間半のテニス教室も疲れてしまう
こんな生活が、10年近く続いていたのに、運動不足や筋力が衰えているという自覚はゼロでした。
大丈夫だろう!という思い込みは大間違いでした。
久しぶりに走ってみたら
ヨチヨチ走り
「さて、エントリーしたことだし、走ってみようかな。」
大会まで5か月ほどだったと思います。近所の公園にランニングコースがあって、1周約1.5㎞です。
まずは5㎞くらい、、、いや3周しよう。時間は公園の時計で計ります。
すると、
走り始めてすぐに違和感が。
10年前、いや中学高校の時にいつも動かしていた身体の感覚とは程遠い。
一番感じたのは、歩幅が狭い!
頭の中で、中高の部活で昼休みに校庭を走っていた時に見えていた先輩の後姿が見えていて、
私も先輩と同じ歩幅で同じテンポで走っているはずなのに。
実際に足元をみると、自分の足が全然前に出ていない。
自分では、こんなイメージなのに↓
実際の歩幅は、こんな感じでした。↓
「ヨチヨチ走りやん!」 走りながら自分でつっこむけど、足が出ない。
ヒザが痛い
更には、走って2~3分でヒザが痛くなりました。
片方のヒザが一歩走るごとに痛みが出るようになって、「まだ、半周も走ってないー。。。」
公園を3周するつもりでいたのですが、1周することも難しいかもしれない。
笑えない、情けない、辛い って気持ちで、よろよろとなんとか1周しました。
公園の時計では15分経ってました。
ハーフマラソン完走できるタイムとか、考えるより
「ヒザ痛くて走れない!」
根拠のない自信が、崩れ去りました。
出場をあきらめるか
若い頃の記憶だけ残っていて、いつまでも運動のできる活発な自分と思い込んでいましたが、
40代から50代にかけて、坂道を転がるように身体が衰えていました。
歩幅が狭いのは、気がつかないうちに動きが悪くなっていた股関節のせいかもしれないし、
グルコサミンなんて無縁だと思っていたヒザは、走ってみたら悲鳴をあげました。
せっかくエントリーしたマラソン大会だけど、あきらめるしかないかー。痛みはどうしようもないと思ったのでかなり出場を断念する方向で考えていました。
ただ、身体が衰えていることがわかって、このまま老化していくのはダメだな。とは思いました。